ナラ枯れ内部調査

ナラ枯れ玉切搬入木の薪割りによる内部調査を初めて行った。
写真の拡大率がそれぞれだが、穿入孔は大体1ミリの内径。芯材まで穿孔していることがわかる。 (K-23-244)
ナラ枯れ木の中心部断面。満遍なく穿孔されていることがわかる。辺材部分は腐朽が進んでいるのでふかふか。 (K-23-248)
腐朽の進んだ辺材部にはちょっと大きめのカミキリ幼虫が生息(左)、芯材部にはカシノナガキクイムシが顔をだす。(右)  (K-23-248)
今回のナラ枯れ木の幹部分は相当上まで辺材部分が変色しており、カシノナガキクイムシが生息蔓延していることが確認できた。ナラ枯れ木は細割し、屋根のある薪棚で乾燥させることにより幼虫の生息環境には過酷となりほとんどが死滅するとのことで防除の手助けになることを期待。