おじいさんは山に柴刈に、おばあさんは川に洗濯に・・・ 
日本ではわずか50年ほど前まで、このような暮らしが営まれていました。 
 ここ比企地域の雑木林は、炊事、入浴や冬場の暖をとる燃料(薪)として循環利用されてきました。 (いわゆる薪炭林)
 明るく管理された雑木林は、林床植生が豊かで、生きものが豊かで、美しく恵み豊かな森でした。 
 戦後、化石燃料の普及とともに、雑木林は利用されなくなり、鬱蒼と暗い森となり、生物多様性、水源涵養など様々な公益的な機能が低下しつつあります。 
 比企自然学校の『森の学校』は、薪の暮らしの普及や森遊びなど、森と暮らしとの豊かな関わりを取り戻すことで、地球温暖化防止に寄与し、かつての美しく恵み豊かな雑木林の復活を目指していきたいと考えております。

薪割体験イベント

各種特徴のある斧(おの)での手割はお父さんたちに人気。安全で気持ちよく割ることができるキンドリングクラッカーは子どもたちに大人気。
 体験できる薪割斧:スエーデンタイプ、アメリカンタイプ、日本型の3種類。
 キンドリングクラッカー:紛い物ではないオーストラリア製の大小2種。

焚火体験イベント

暖を取るのはあたりまえですが暗闇で炎を見ながら「スモア」をつくって食べるのも楽しくて美味しい体験。

駒打ち体験イベント

原木栽培用の菌駒打ちの体験を機会があれば行っています。上手く育てば2年後の秋に収穫という長いサイクルの一コマイベント。

【蘖造:ひこばえづくり】プロジェクト:里山再生

 東松山市環境基本計画市民プロジェクト登録ボランティア活動
 ・里山再生活動としてささやかながら間伐や下草刈りなどの作業をしています。
 ・腕は上がりましたが、手持ち最小機材で工夫しながらできる範囲でおこなっています。
 ・そのうち、山作業管理請負会社や植木屋さんを脅かす存在になるかも。空師もいます。

ツリーハウスプロジェクト

こどもたちのプレゼンテーションから始まったプロジェクト。いろんなアイデアがあったが、比企自然学校庭先のハクモクレンの大木に寄り添う形でつくることになった。デッキは母樹の枝分かれする高さに設定。床下はおとなの事情でカヌー置き場。屋根は茅葺とのことでこれから材料調達の長い道のり。安全に使ってもらうのにまだまだ工夫が必要だ。デッキの上は涼しい!

ナラ枯れ防除活動支援

岩殿丘陵(南比企丘陵)一体でナラ枯れが発生し猛威をふるっています。発生初年2021年秋には比企自然学校と地元自治会組織とで被害状況を調査しました。予想される被害から地元自治会組織で人手を集め、被害が本格化するであろうナラ枯れ被害2年目の2022年から地元防除活動組織が立ち上がりました。そのボランティア団体【丘陵みどりの会】への会員としての参加や比企自然学校活動拠点の有効活用などを含め、支援をおこなっています。

▶︎森の学校過去の活動記録