第37回 国営武蔵丘陵森林公園 沼まつり
今年は記念祭とのことで関係者は気合が入っていたが、朝からあいにくの小雨模様。それでも開園時間になると大勢の人が入園し、日本農業遺産に登録されたため池で行われてきた沼普請の流れを引き継ぐ沼まつりを楽しんだ。
比企自然学校は沼に棲息する魚などを展示するのと、タッチングプールで触ってもらう環境学習の役回り。それに大好評のうなぎのつかみどり支援。ざっくり10年目の川の学校活動だ。
水棲生物展示とタッチングプール
沼まつりの一番楽しみな釣果、沼からもんどり網を引き上げてみると、やたら大きなアメリカザリガニがたくさん。今までにない現象だ。展示にあたっては昨年施行の「条件付き特定外来生物」指定の環境省リーフレットの拡大版を掲示した。魚の量が少なかった。種類も少ない!。生態系が変わってきている?。昨年は沼まつりが中止になったのでもうちょっと育った魚が見られると期待したのだが・・・幼魚ばかり。
開園時間までには間に合った水棲生物展示(ミニ水族館:ほんとうにささやかですが)
タッチングプールは人気。水棲生物展示はマニアックな質問をしてくる小学生などにたじたじとなりながらのお付き合い。こちらの知識や経験が試される。
沼で獲れたコイ(鯉)も運び込まれ5匹が泳ぎ回る。このまつりでは獲った人が持ち帰り可能なルールなのだが、ほとんどがこどもたちのお披露目のあと沼に戻された。また来年、ひとまわり大きくなってみんなに見てもらうことになるかも。(コイにとっては大変な境遇だね)
うなぎのつかみ取り
今回はウェブ申し込みで抽選方式で参加者が決まった。倍率10倍以上の狭き門。幼児と小学生がそれぞれの部門で親が持ち帰り容器や袋を持ち構える中、全身びしょ濡れになって捕まえていた。最後にはサポートのおじさんたちがたも網ですくってもらい一人一匹ずつ持ち帰りとなった。
そして残されたややグロッキー気味のうなぎは沼に放たれ、元気を取り戻し来年の出番(?)を待つことに。
捕り会
開会セレモニー。森林公園50周年、滑川町町制40周年、それぞれのマスコットキャラクターも参列し厳粛に挙行。
今回の比企自然学校サポートスタッフ
リバサポTシャツ着用会員10名とその家族会員4名で、それぞれ得意分野を分担し、短時間での準備作業やマニアックな質問をこなす説明員として活躍しました。