掲載 2020.5/1

 都幾川矢来堰識別稚鮎放流

 令和元年東日本台風(台風19号)で流失した矢来堰が魚道付きで復活した。荒川流域ネットワークによりその魚道の性能試験のため、堰下に識別稚鮎を放流するイベントがあり、支援に参加した。
 遠くに関越高速道と唐子橋が見える矢来堰の下で作業が始まった。
 鈴木代表の挨拶と「識別稚鮎」を作るための「油ビレ」切りの説明があり、それぞれ4人でチームを作って作業を開始した。
前日、「相模川」よりもたらされた稚鮎の生簀より小分けして麻酔をかけて、各チームが作業に入る。今回は結構大きい。毎回見慣れている秋ヶ瀬の取水堰下でのものより二回りもサイズが違う。
 川の水で充分冷やした手で、アユを掴み、油ビレの切除を手早く行う。サイズが大きいので作業がしやすい。各チームが識別稚鮎の数をカウントしていく。識別稚鮎は全部で1500匹余となった。
放流前の稚鮎は元気がよく魚籠を飛び出さんばかりにジャンプする。
 いよいよ放流。上流に向かって魚籠を傾けていくと流れに向かって泳ぎ出していった。鮎釣りのシーズンに堰の上で釣り上げられることを期待しながら
 新しい魚道は葛折(つづらおれ)のプールが連なる。この激しい流れに打ち勝つか、今回はこの性能試験ということだ。

  【閑話休題】

 

「川の国応援団」が「リバーサポーターズ」に。そのTシャツ・帽子での初めての活動。

前半はみんな揃っての「川の国応援団」ブルゾンだったが、暑くなりTシャツの出番となった。