掲載 2020.2/22

河川見学会・水害シンポジウム

 新型コロナウィルスの感染拡大でイベントが次々に自粛のニュースに溢れている中、この見学会は無事盛大に実施された。比企自然学校からは会員7名の参加!。スタッフあるいはスタッフ応援の形で活動した。
 2月22日土曜日唐子市民活動センターには近隣および遠方から40余名の参加があり、昨年の台風19号の水害のその後について関心の高さが感じられる一大イベントとなった。
 主催者である比企の川づくり協議会渡辺会長より開催趣旨やスケジュールの説明がありスタート。
河川見学:都幾川稲荷橋(おとうか橋)上流の河川整備
神戸大橋と稲荷橋間の河畔林(真竹、篠竹)の伐採整備と護岸工事の状況を県土事務所のご担当の方から説明を受けた。
残念だったのは、稲荷橋たもとの船着場(となっていた洲)が無くなってしまったこと。良かったのは多分、河床整備で水中から突き出ていた枯れ枝などがなくなりカヌーなどの移動が快適になったこと(春先に確認予定)
河川見学:都幾川「清流の郷」バーベキュー場
東松山市の担当課よりバーベキュー場の復旧計画を聞いた。今シーズン4月よりの再開を目指すとのこと。
 河川部は埼玉県担当で工事の真っ盛り。堆積土砂の除去作業が進められていた。
河川見学:小剣樋管(決壊修復)
国交省荒川上流河川事務所の水害と復旧工事の説明。この復旧工事はあくまでも昨秋の後から来るかもしれない台風に備えた仮堤防工事とのこと。ホームページで公開されている資料の大きなボードでわかりやすく説明を受けた。
コンクリートブロックで覆われた(端面の金具で結合しただけ)土手面は強度の懸念からその前に鋼矢板で固めたもう一つの堤防がある。本格工事ではもう一度切り崩し、作り直した後、鋼矢板堤防は取り外される。安全を考えた応急処置とはいえ大変な工事と理解した。
水害シンポジウム
東京電機大学中井正則教授 基調講演「治水計画の歴史と今後」
どのように安全指標に基づき計画されているか概要は理解できたが、異常気象の日常化から前提条件の信頼性や検証に課題があることはおぼろげながら理解した。
荒川流域ネットワーク鈴木勝行代表 「10.12水害と入間川魚道被害報告」
壊れた魚道はなかったとのことで一安心。土砂の堆積で魚道の段差が少なくなって良かったことや、流れが変わってしまったことによる遡上への影響の懸念など報告があった。
魚類専門家 齋藤裕也氏 「温暖化・生態系の変化、ダム土砂掃流」
水揚げされる魚類の変化の様子や、ダム上流の土砂堆積問題と下流の土砂流出問題の解決策として上流土砂を下流へ投入などの事例説明があった。