掲載 2018.6/2

児沢杉大木伐採作業  2018.6/2

 2014年に児沢の屋敷林としてある杉を依頼を受けて何本か伐採した。当時はまだ技術がないので隣接する樹の重心が家の方に傾いている2本が残された。長きにわたり伐採要望を受けていたが、今回覚悟を決めて作業を行なうことに。
 2014年の杉の大木は使い道がなく、ずっと野積みで乾燥させていたが、「きこりのろうそく」の最適素材としてすべて加工し、新たな材料を求めていたことにも今回の行動の後押しをした。また、技術の向上もありやや自信もついてきたため。
前の週に下見。やはり手強い作業になりそうで、メンバーで現地にて作戦会議。
 
 作業当日は朝から快晴。ほぼ無風。絶好の伐倒日和。いつもの蘖造メンバー5人が集まり、機材を積み込んで現地に。コナラ、クヌギの大木を冬の間伐ってきたので、スギはなんとかなるだろうとさっそく8メートルのハシゴでの高所作業。
 まず枝打ち、その後ロープをかけて、家の反対方向に引っ張りながら受け口作り。重心が家方向にあり、追い口を作っていくとチェーンソーのバーに上からの力が。お互いに合図がうまくいかず引きが足りない様子。ここでいよいよ伐倒方向に引っ張ってもらうと、追い口の隙間が広がっていく。伐り進んでいく思いの方向に綺麗に倒れた。あとは枝払い・玉切り。
 2本目は大木!重心がもっと家より。できるだけ幹の高いところにロープをかけ、引っ張ることに。
受け口作業として、追加の一手間の芯抜きをした。また、追い口は芯抜きの位置に合わせた。中心まで追い口を進めると、ツルは小さく、きれいに倒れた。(この伐り方をオープンフェィスノッチと言うそうだ)引く方も呼吸が合って良いタイミングだった。倒れた方向もベスト!
枝払いと玉切り。 きこりのろうそく用に持ち帰り!
最初の小さな方で年輪は64あった。 あとの大木は95の年輪。